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【面接技法】オープンクエスチョン、クローズドクエスチョン

面接技法 福祉サービスの知識等

ケアマネにとって面接技法は必須です。毎年必ず1問出題されていますので、しっかり学びましょう。

面接技法

ソーシャルワークの面接技法については、まずは「基本的傾聴の連鎖」と呼ばれる5種類の技法を知りましょう。

<基本的傾聴の連鎖>
・開かれた質問&閉ざされた質問
・励まし
・言い換え
・要約
・感情の反映

閉ざされた質問(クローズドクエスチョン)

閉ざされた質問は、限定した発言を求める質問のことです。例えば「あなたの性別は?」「ご兄弟はいますか?」「介護保険の申請はしていますか?」など、「はい、いいえ」で答えられるような質問など、限定された答えを求める質問です。

開かれた質問(オープンクエスチョン)

開かれた質問は、クライエントの自由で主体的な発言を促す、答えが「はい、いいえ」などで限定されない質問のことです。例えば「どのようなご相談ですか?」「あなたの趣味は?」など。

「閉ざされた質問」も「開かれた質問」もどちらも面接技法として重要で、使い分けなければなりません。

閉ざされた質問ばかり繰り返すと単調になりますし、開かれた質問ばかりだとクライエントは疲れてしまいます。

カリスマくん
カリスマくん

「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので注意だよ。

励まし

励ましは、文字通り、励ますことです。励ましすぎるとだめなので、少しだけ。

言い換え

言い換えは、クライエントの発言を言い換えて伝えることです。

要約

要約は、面接を終わる時などに面接内容の要点を整理して伝えることです。

感情の反映

感情の反映は、クライエントの感情を捉えて伝え返すことです。相手の感情に気付いて「仕事に失敗して落ち込んでいるのですね」などと伝えることです。

マイクロカウンセリング技法 by アイビイ

先ほど見て来た面接技法としての「基本的傾聴の連鎖」は面接の基本として土台になる技法です。

これは「傾聴」なのでクライエントにはあまりストレスはかかりません。

しかし、次の段階として、自己開示、明確化、直面化などがあり、これらは少しストレスがかかります。

明確化

明確化は、クライエントがうまく言葉で表現できないことをワーカーが言語化して伝えることです。

直面化

直面化は、クライエントの言葉と感情や行動の不一致などの矛盾点を指摘し、クライエントの内面の葛藤に直面させる技法です。
課題を明確にして課題と向き合えるように支援します。

自己開示

自己開示は、ワーカー自身の感情を伝えることです。

このように傾聴の段階からステップアップしてこのような技法もあり、これら面接技法をヒエラルキーとして階層表にまとめたものが、マイクロ技法の階層表です。

マイクロ技法の階層表

1960年代、アレン・アイビイ(Ivey, A.)は面接技法を統合したマイクロカウンセリング(マイクロ技法)を開発しました。

これまで学んできた面接技法をヒエラルキーとして階層構造で示しています。

一番下にはコミュニケーションの基礎となる「かかわり行動」があります。

「かかわり行動」は視線、ジェスチャー、声の質などのコミュニケーションの基本です。

この「かかわり行動」を基礎として基本的傾聴の連鎖を含む「基本的かかわり技法」が土台になっています。

その上に、積極技法(解釈、自己開示、指示、助言、情報提供など)や対決(直面化)などの技法が上位の階層にあります。

土台になっているのは「傾聴」が基本のクライエントに心理的負担の少ない技法ですが、積極技法や対決はクライエントに負荷をかけるハイレベルの技法です。

コミュニケーションの基礎

マイクロ技法の階層表では、基本的傾聴の連鎖に代表される言語コミュニケーションだけでなく、その土台となる非言語コミュニケーションや準言語コミュニケーションが示されています。

非言語コミュニケーションとは、顔の表情、視線の位置、ジェスチャーなど言語によらないコミュニケーションです。

準言語コミュニケーションとは、言語(言葉)に付随する要素である、声の大きさ、高さ、速さ、イントネーション、間などを通して伝えられるコミュニケーションのことです。コミュニケーションは単なる言葉の意味や内容だけでなく、このような準言語も重要になります。

傾聴 by ロジャーズ

アメリカの心理学者カール・ロジャーズ(Rogers,C.)は、傾聴の三要素として「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」を挙げました。

カリスマくん
カリスマくん

カール・ロジャースと言えば、来談者中心療法だね。

共感的理解

共感的理解は、クライエントの私的世界を、自分自身の世界であるかのように感じ取って聞く体験様式です。単なる共感ではなく、「あたかも~のように」という点がポイントです。

無条件の肯定的関心

無条件の肯定的関心は、相手の話を善悪の評価をせずに聞くことです。

カリスマくん
カリスマくん

バイステック7原則の非審判的態度みたいな感じ。

自己一致

自己一致とは、自身が感じていることと、クライエントへの言葉や態度が一致していることです。

過去問

第23回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 オープンクエスチョンとは、チェックリストに従って質問していくことである。
2 クローズドクエスチョンは、面接を一方通行にしないために有効である。
3 観察は、非言語的なメッセージを感知することを含む。
4 面接を効果的に実施するためには、面接の焦点を的確に定めることが重要である。
5 明確化とは、クライエントの言葉をそのまま反射することである。

この問題は、介護支援専門員の相談面接において必須となる「コミュニケーション技術」の基本理解を問う問題です。言語・非言語のコミュニケーション、質問技法(オープンクエスチョン・クローズドクエスチョン)、観察や明確化などの面接技術についての理解が求められます。

1 オープンクエスチョンとは、チェックリストに従って質問していくことである。
これは誤り。オープンクエスチョン(開かれた質問)とは、相手が「はい」「いいえ」ではなく、自由に考えや感情を語れるように促す質問技法です。例えば「普段の生活で困っていることはありますか?」などの問いかけが該当します。選択肢にあるチェックリストに従って次々と質問していくことは、アセスメントツールの活用や情報収集の手法であり、オープンクエスチョンの定義とは異なります。

2 クローズドクエスチョンは、面接を一方通行にしないために有効である。
これは誤り。クローズドクエスチョン(閉じられた質問)は「はい」や「いいえ」など単語で答えられる質問です。情報を素早く確認できる反面、多用すると尋問のようになり、面接が一方通行(援助者主導)になりやすくなります。面接を双方向にして会話を広げるために有効なのは、オープンクエスチョンが適切です。

3 観察は、非言語的なメッセージを感知することを含む。
これは正解。観察とは、言葉だけでなく表情・姿勢・視線・声のトーンなどの非言語的メッセージ(ノンバーバルコミュニケーション)を感知することも含みます。クライエントの本音は言葉以外に現れることも多く、観察は面接の重要技術です。

4 面接を効果的に実施するためには、面接の焦点を的確に定めることが重要である。
これは正解。面接を効果的に行うには、何を目的とするかを明確にし、焦点(フォーカス)を的確に定めることが不可欠です。目的が曖昧なまま面接を進めると情報収集が散漫になり、適切なアセスメントにつながりません。

5 明確化とは、クライエントの言葉をそのまま反射することである。
これは誤り。明確化とは、クライエント(利用者)の曖昧な表現や、整理しきれていない感情を、援助者が具体的な言葉に整理して問い返し、理解を深める技法です。選択肢にある「クライエントの言葉をそのまま返す技法」は反射(リフレクション)に近いものであり、明確化とは異なります。

第24回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので、注意が必要である。
2 オープンクエスチョンは、「はい」か「いいえ」で答えることができる質問である。
3 要約とは、クライエントの話をまとめて伝え返すことである。
4 時間の配分、情報のまとめ方など面接場面の構造的な配置に関わる技術は、コミュニケーション技術に含まれる。
5 初回面接では、チェックリストに従って次々と質問し、答えてもらうことが必要である。

この問題は介護支援専門員の面接場面における具体的な質問の注意点・要約・面接の構造化など、より実践的な技術の理解が問われています。正確な定義の理解と、利用者との信頼関係を築くための適切な面接技術を理解しているかが問われています。

1 「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので、注意が必要である。
これは正解。「なぜ、そうしたのですか?」という質問は、相手に「責められている」「問い詰められている」という印象を与えやすく、戸惑いや防衛的な反応を引き起こしやすくなります。理由を尋ねたい時は「どのような理由があったのですか?」などに言い換える配慮が必要です。

2 オープンクエスチョンは、「はい」か「いいえ」で答えることができる質問である。
これは誤り。「はい」か「いいえ」で答えることができるのは「クローズドクエスチョン(閉じられた質問)」であり、オープンクエスチョン(開かれた質問)は「どのような生活を送りたいですか?」のように、相手が自由に話せるよう促す技法です。「オープン」と「クローズド」の入れ替えに注意しましょう。

3 要約とは、クライエントの話をまとめて伝え返すことである。
これは正解。「要約」とは、クライエントが話した内容や長くなった話の要点を整理し、簡潔にまとめて伝え返す技術です。これにより、援助者が話を正しく理解していることを示し、クライエントの自己理解や安心感・信頼関係の構築につながります。

4 時間の配分、情報のまとめ方など面接場面の構造的な配置に関わる技術は、コミュニケーション技術に含まれる。
これは正解。時間配分や情報の整理、面接の流れの組み立てなど、面接を構造的に進める技術もコミュニケーション技術に含まれます。言語・非言語技術だけでなく、こうしたマネジメント的な技術も含まれる点がポイントです。

5 初回面接では、チェックリストに従って次々と質問し、答えてもらうことが必要である。
これは誤り。初回面接でチェックリスト中心に次々と質問することは、クライエントに尋問のような印象を与え、信頼関係(ラポール)の形成を妨げるおそれがあります。必要な情報の収集は行いつつも、まずはラポール形成を意識した傾聴中心の関わりが重要です。

第25回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。
2 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。
3 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。
4 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。
5 クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。

この問題は「直面化」「共感」など、やや専門的な心理・面接技法の定義が問われています。「質問技法(クローズド)」や「非言語メッセージ」の応用に加え、「直面化」や「共感」といった一歩踏み込んだカウンセリング技法の正しい理解が問われています。

1 イラストや写真などの表現方法の利用は、クライエントを混乱させるので控える。
これは誤り。イラストや写真などの視覚的ツールは、言葉だけでは伝わりにくい方(認知症・言語障害など)に対して理解を助ける有効な手段です。混乱させるものではなく、むしろ積極的に活用することが望ましいとされています。

2 直面化とは、クライエントが否認していることによって生じている話の矛盾点を指摘することをいう。
これは正解。「直面化」とは、利用者の言動にみられる矛盾(例:本当は困っているのに「大丈夫」と言う、話の前後で事実が食い違うなど)や、本人が認めようとしない現実を、援助者が客観的に指摘して向き合わせる技法です。ただし関係性が十分に築かれていない段階での使用は、クライエントを傷つける恐れがあるため慎重な判断が必要です。

3 援助者は、クライエントの主訴の把握に当たっては、言語的な手段だけでなく、非言語的な手段も用いることが望ましい。
これは正解。主訴(最も強く訴えたい困りごと)を把握する際、言葉(言語的手段)を聴くだけでは不十分なことがあります。利用者の表情、視線、涙、ため息、身振りなどの「非言語的な手段」を注意深く観察することで、言葉の裏にある本当の感情やニーズ、言葉にできないつらさを察知できるため、両者を適切に活用することが大切です。

4 共感とは、クライエントの言動に対して、援助者自身の過去の重要な人との関係を投影することをいう。
これは誤り。「共感」とは、利用者の立場に立って、その人の感情を自分のことのように理解しようとする姿勢です。選択肢にある「援助者自身の過去の重要な人との関係をクライエントに投影すること」は、無意識に起こる「逆転移(ぎゃくてんい)」と呼ばれる現象であり、援助者の主観や偏見が混じるおそれがあるため、スーパービジョンなどを通じて気づき・管理することが求められます。

5 クローズドクエスチョンは、明確な回答を得たいときに用いる。
これは正解。「はい・いいえ」や二者択一で答えを求めるクローズドクエスチョンは、相手の自由な発話を制限するデメリットがある反面、事実関係の確認や、賛成・反対の意思表示など「明確な回答」をピンポイントで得たいときには極めて有効な技法です。

第26回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、円滑なコミュニケーションのために重要である。
2 相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要である。
3 クライエントが長く沈黙している場合には、話し始めるまで待たなければならない。
4 面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要である。
5 傾聴とは、クライエントの支援計画を立てることである。

この問題は、面接場面における「環境設定」「双方向性」「沈黙への対応」「焦点化」「傾聴」など、幅広い技術が問われています。また基本的な傾聴の定義なども含まれており、面接技法の基本的な理解と実践的な活用方法が問われる問題です。

1 面接を行う部屋の雰囲気や相談援助者の服装などの外的条件は、円滑なコミュニケーションのために重要である。
これは正解。部屋の明るさ・プライバシーへの配慮・援助者の服装や表情など物理的・外的環境は、クライエントが安心して話せるかどうかに直結します。これらはコミュニケーションの前提条件として非常に重要で、まずは環境づくりが大切です。

2 相談援助者とクライエントの双方が事態を明確にしていくことが必要である。
これは正解。面接は、援助者が一方的に情報を聞き出す場ではありません。クライエントが抱える課題や現在の状況(事態)について、対話を通じて「お互いに」整理し、共通の理解として明確にしていくプロセスが重要です。双方向のコミュニケーションを通じて初めて、適切な支援につながります。

3 クライエントが長く沈黙している場合には、話し始めるまで待たなければならない。
これは誤り。沈黙には重要な意味が含まれていることが多く、援助者はその意味を考えながら対応する必要があります。そのため、沈黙を尊重する姿勢は大切ですが、「長く」沈黙が続いている場合に、話し始めるまで「待たなければならない」わけではありません。状況に応じて援助者から優しく声をかける等の柔軟な対応が必要です。

4 面接の焦点を的確に定めることは、面接を効果的に実施する上で重要である。
これは正解。面接の目的を明確にして焦点(フォーカス)を定めることは、効果的な面接の基本です。限られた時間の中で利用者の本質的な課題やニーズを引き出すためには、話し合うべきテーマ(焦点)を的確に絞り込むことが不可欠です。

5 傾聴とは、クライエントの支援計画を立てることである。
これは誤り。傾聴とは、クライエントの話を受容的・共感的に聴き、その思いや感情を理解しようとするコミュニケーション技法です。選択肢の「支援計画を立てること」はケアプランの作成プロセスの話であり、傾聴の定義とは異なるため誤りです。

第27回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
2 アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
3 オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
4 面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
5 視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。

1 明確化とは、相談援助者がクライエントの利益を考えて、クライエントの代わりに意思決定することである。
これは誤り。明確化とは、クライエントの曖昧な言葉や感情を整理し、「つまり〇〇ということでしょうか」と確認する技法です。クライエントの代わりに意思決定することではありません。また選択肢のように「クライエントの代わりに決定すること」は自己決定の原則に反します。

2 アセスメントには、クライエントの問題状況の把握、情報の収集と分析が含まれる。
これは正解。アセスメント(課題分析)とは、クライエントがどのような生活上の困りごとを抱えているかという「問題状況の把握」を行い、生活環境や身体状況などの「情報を収集」し、それらを総合的に「分析」して潜在的なニーズを導き出す一連のプロセスそのものを指します。

3 オープンクエスチョンとは、クライエントが自らの選択や決定により、答えを見つけることを促す質問である。
これは正解。オープンクエスチョン(開かれた質問)は、『どう思われますか』『どのように感じていますか』などの問いかけにより、相手が自由に考えや気持ちを語れるようにする質問技法です。クライエントから多くの情報を引き出すことができる有効な技法です。

4 面接技術には、ジェスチャー、表情、声の抑揚が含まれる。
これは正解。面接技術には、言葉による「言語的」なものだけではなく、身振り手振り(ジェスチャー)や顔の表情、声のトーンや抑揚といった「非言語的(ノンバーバル)」な要素も含まれます。このような非言語的な関わりは、相手に安心感を与えたり、自分の関心や理解を伝えたりするための重要な面接技術の一つです。

5 視線やクライエントとの距離について配慮することは避けるべきである。
これは誤り。視線やクライエントとの物理的距離は、安心感や信頼感、あるいは圧迫感など、相手に与える印象に大きく影響する重要な要素です。視線を合わせすぎると威圧感を与え、距離が遠すぎても冷たい印象を与えます。視線やクライエントとの適切な距離に配慮することは、積極的に行うべき重要な面接技術です。

第28回 問題46

面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 「どのようなことでお困りですか」という質問は、クローズドクエスチョンである。
2 「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので注意が必要である。
3 面接を開始する際には、面接の終了時間をクライエントと確認しておくことが望ましい。
4 観察には、非言語的メッセージを捉えることは含まれない。
5 共感とは、クライエントの立場であれば、どのような気持ちになるだろうか、と想像して感じ取ることである。

1 「どのようなことでお困りですか」という質問は、クローズドクエスチョンである。
これは誤り。「どのようなことでお困りですか」は、クライエントが自由に自分の言葉で答えられる質問であり、オープンクエスチョンの典型例です。クローズドクエスチョンは「はい/いいえ」や具体的な短い答えを求める質問です。具体例で覚えることが大切です。

2 「なぜ」で始まる質問は、クライエントの戸惑いが増幅することが多いので注意が必要である。
これは正解。「なぜ」で始まる質問は詰問・責めている印象を与えやすく、クライエントの戸惑いや防衛心を高める危険があります。「どのような経緯で…」「どんなきっかけで…」などの言い換えが有効です。

3 面接を開始する際には、面接の終了時間をクライエントと確認しておくことが望ましい。
これは正解。面接開始時に終了時間をクライエントと共有することは、面接の構造化の重要な要素です。時間の見通しがあることでクライエントが安心して話すことができ、援助者も時間配分を意識した効果的な面接が実施できます。

4 観察には、非言語的メッセージを捉えることは含まれない。
これは誤り。相談援助における「観察」とは、言葉(言語)だけでなく、表情、視線、姿勢、声のトーンといった「非言語的(ノンバーバル)メッセージ」を注意深く察知することを含みます。

5 共感とは、クライエントの立場であれば、どのような気持ちになるだろうか、と想像して感じ取ることである。
これは正解。「共感」とは、クライエントの立場に立ち、その人がどのような気持ちや感情を抱いているのかを理解しようとする基本姿勢を指します。支援者としての客観性を保ちながらクライエントの思いを感じ取ることが重要です。

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